2013年12月16日月曜日

コンピュータ将棋

コンピュータ将棋(こんぴゅーたしょうぎ)は、コンピュータによる将棋の対局、また将棋を指すコンピュータおよびそのプログラム(ソフトウェア)のことで、対局ではコンピュータ(ソフトウェア)は駒の損得、玉形や駒の働きなどの基準で局面を数値化して、局面の有利不利を判定し指し手を決定する。人間に比べミスが少ないのが特徴で、プロ棋士との対局で勝つことも多くなっている。

局面の評価は評価関数によって行われ、この評価関数の性能によってコンピュータ将棋の強さが決まってくる。かつては手作業で行われていた評価関数だが、現在は機械学習によるものが主流になっている。

コンピュータ将棋 - Wikipedia
コンピュータ将棋協会
Bonanza - The Computer Shogi Program
STUDIO-K Infinity K-Shogi (フリーの将棋ソフト)

2013年12月12日木曜日

棒銀戦法(ぼうぎんせんぽう)

棒銀戦法(ぼうぎんせんぽう)は、銀将を棒のようにまっすぐ進めて攻めることから棒銀と呼ばれる。

仕掛けと狙いが単純で将棋の戦法としては基本中の基本と言える戦法だが、相掛り型、角換り型、対振り飛車型などがあり、また、先手か後手かによっても全く別の展開や定跡となり、単純でありながら奥が深い戦法である。

古くから存在する戦法であるため、対策も進んでいるが今なお有力な戦法であることは間違いない。

だいぢんの将棋講座
棒銀 - Wikipedia
具体的な戦い方・戦法 棒銀 - 将棋初心者 上達案内
【戦法図鑑】89 角換り棒銀戦法[1]

2013年12月11日水曜日

居飛車と振り飛車

将棋の戦法は、飛車を玉将より右側に配置して戦いを進める「居飛車」と飛車を中央から左側に配置して戦う「振り飛車」に大きく分けられ、居飛車を中心とする戦法を採用する人は居飛車党、振り飛車を中心とした戦法を採用する人を振り飛車党などという。

居飛車の代表的な戦法としては、矢倉、角換わり、相掛かり、横歩取り、棒銀、居飛車穴熊などがある。居飛車での囲いは、相居飛車の場合は矢倉、居飛車振り飛車対抗型の場合は、舟囲いや左美濃囲い、穴熊囲いなどが採用されることが多い。

振り飛車の戦法は、飛車を振る位置によって四間飛車、三間飛車、中飛車、向かい飛車などに分けられる。振り飛車での囲いは、美濃囲いが多いがより堅い穴熊囲いも多く採用されている。

以前は、振り飛車の戦法においては振り飛車側が角道を止めるのが一般的だったが、現在は角道を止めない角交換振り飛車と呼ばれる戦法が採用される対局が増えている。

将棋の戦法一覧
序盤の進め方

2013年12月9日月曜日

将棋電王戦

将棋電王戦は株式会社ドワンゴが主催するプロ棋士とコンピュータ将棋ソフトによる棋戦で、第1回電王戦では、米長邦雄永世棋聖と第21回世界コンピュータ将棋選手権優勝ソフト「ボンクラーズ」が対局し、「ボンクラーズ」が勝利。また、第2回電王戦では、選抜された5人のプロ棋士と、第22回世界コンピュータ将棋選手権の成績上位5チームによる団体戦が行われ3-1(1持将棋)でコンピュータ側が勝っている。

第3回が2014年3月~4月にかけて開催される予定で、出場プロ棋士は、屋敷伸之九段、森下卓九段、豊島将之七段、佐藤紳哉六段、菅井竜也五段の5人、出場ソフトはponanza、ツツカナ、YSS、やねうら王、習甦となっている。

電王戦:日本将棋連盟
将棋電王戦 HUMAN VS COMPUTER | ニコニコ動画
「第3回将棋電王戦」12/10に記者発表会、いよいよ対戦カード発表&振り駒も

将棋倶楽部24

将棋倶楽部24は、日本将棋連盟が有限会社将棋倶楽部24に委託し運営している将棋のインターネット対局サイト。24名人戦やリレー将棋なと独自のオンライン対局の独自の棋戦もある。携帯電話やスマーフォンからは有料だが、PCからは無料で対局できる。会員数は20数万以上。レーティング対局の棋譜検索・閲覧が可能。

インターネット将棋道場
棋譜検索・閲覧
将棋倶楽部24掲示板

2013年12月5日木曜日

名人戦(めいじんせん)

名人戦(めいじんせん)は将棋界で最も格式と歴史のある「名人」のタイトル(称号)が与えられ棋戦で、全国各地の旅館や料亭、あるいは文化的施設など格式の高い場所で、名人とA級順位戦の優勝者(挑戦者)が七番勝負を行う。

1952年に日本将棋連盟が制定した規約により、名人位を通算5期以上獲得した棋士は、引退後、永世称号である永世名人を名乗ることができる。この規約による永世名人は木村義雄(十四世名人)、大山康晴(十五世名人)、中原誠(十六世名人)で、現在、谷川浩司(十七世名人)、森内俊之(十八世名人)、羽生善治(十九世名人)が永世名人の資格を持っている。

名人戦の予選は順位戦と呼ばれ、A級、B級1組、B級2組、C級1組、C級2組の5つの組でリーグ戦が行われる。順位戦の昇級により段位が上がる他、棋士が順位戦のどのクラスに属しているかによって対局料が変動するため、棋士にとって最も重要な棋戦とされている。

対局時の持ち時間は、名人戦が9時間、順位戦が6時間となっている。

名人戦・順位戦:日本将棋連盟
名人戦棋譜速報│将棋・名人戦順位戦棋譜速報サイト
将棋順位戦データベース
将棋タイトル戦
名人戦 (将棋) - Wikipedia
順位戦 - Wikipedia

将棋(しょうぎ)とは

将棋(しょうぎ)は、二人で行い勝敗を競う日本のボードゲームで、「盤」の上で交互に「駒」を動かし、相手の「玉将(ぎょくしょう)」という駒を先に捕獲したほうが勝ちとなる。

将棋を行うことを「将棋を指す(さす)」といい、将棋を指していることは「対局(たいきょく)」という。

一般に「将棋」というときは、81マスの将棋盤と40枚の将棋駒を使用する本将棋(ほんしょうぎ)を指すが、歴史的には225マスの将棋盤と130枚の将棋駒を使用する「大将棋」、144マスの将棋盤と92枚の将棋駒を使用する「中将棋」、81マスの将棋盤と42枚の将棋駒を使用する「小将棋」などが指されていたこともある。

また、子供への将棋普及のために女流棋士によって考案された、3×4の盤面を用い、「ライオン」「ぞう」「きりん」「ひよこ」の4種類の駒を使用する「どうぶつしょうぎ」と呼ばれるものもある。

西洋のチェスや中国のシャンチーなどと同様に、古代インドのチャトランガが起源と考えられているが、チェスなどとは異なり、取った駒を持ち駒として使える点が大きな特徴となっている。

金のかからない娯楽として庶民の間で人気があり、無料でインターネット対局サイトで対局することもできる。

日本将棋連盟
将棋倶楽部24(対局サイト)
81Dojo(対局サイト)